インプラントを埋め込んだら
インプラント治療には、「天然歯と変わらない咬み心地が手に入る」「どこを治療したのかわからない美しい仕上がりになる」などのメリットがあり、近年多くの方に選ばれています。しかしインプラントは、「埋めれば終わり」ではありません。よい状態を維持するには注意したいことがあります。
こちらでは綾瀬市の歯医者「つだ歯科矯正歯科」が、インプラント埋入後の注意点についてご紹介します。インプラント埋入手術を行った後の数日間は、とくに大事にしたい期間になりますので、しっかり理解しておきましょう。
食事における注意点
インプラント埋入手術の際には、最後に切開した傷口を糸で縫合します。しかし、何らかの原因によって傷口が開くと、内部に雑菌が入り込んで感染症を引き起こしてしまうことがあります。傷口が落ちつくまで、しばらくは食事の際に以下のことに注意しましょう。
- 温度は熱すぎないよう、ぬるめのものがおすすめです。
- しばらくの間は、手術していない側の歯で食べましょう。
- 仮歯を入れていても、念のためできるだけ使わないことをおすすめします。
「お口の中」についての注意点
感染症のリスクが高い手術直後は、食事以外にも次のことに注意が必要です。
- 手術後の傷口は雑菌が入り込むリスクがあるため、気になっても舌や指で触らないようにしましょう。
- ブラッシングの際は、歯ブラシで傷口を刺激しないようゆっくりみがきましょう。
- 歯ブラシには雑菌がついていることがあるため、できるだけ傷口に触れないようみがくことも大切です。
- 手術直後はブラッシングしにくくなりますが、お口の中に汚れがあると傷口に炎症が起きてしまうことがあるため、気をつけながらも必ずブラッシングはするようにしましょう。
- 併せて毎食後にうがい液を利用し、お口の中をきれいにするのもおすすめです。
日常生活における注意点
手術後には、傷口からの出血や血行の悪化といったことを防ぐために、次のことに注意しましょう。
- 手術後2~3日の間は、傷口からの出血を防ぐために激しい運動は控え、安静に過ごしましょう。
- 同じく2~3日の間は、入浴の際、血行促進を防ぐために湯船にはつからずシャワーですませましょう。
- 喫煙は毛細血管を収縮させて血行を悪くし、傷口の治癒を遅らせたり、インプラントと顎の骨の結合を妨げたりする原因になることがあるため、指定された期間は禁煙を心がけましょう。